大量エントリーに成功して4車ラインを形成する九州勢に対し、他5人は全て別地区で動ける選手ばかり。結果、ライン一派に単騎5人という極端すぎる決勝戦の構図となった。
では西日本という大きなくくりで考えれば脇本雄太の番手を回れる松浦悠士が、どうして単騎戦をしたのか…。答えは簡単である。
「番手に付いて脇本さんを倒すなんて、誰も望んでないでしょう」
〝誰も〟の対象は戦いを見ているファンであり、自分自身でもある。確かにオールスターでは脇本に踏み勝って優勝した。だけど、あれはラインの力があってこそ。「自力で勝ったわけではない」が本音であり「先行日本一の脇本さんに自力で勝つこと」がいまの松浦の目標であり、原動力にもなっているのだ。結果がどうあれ持てる力を出し切って脇本超えを目指す。決意の単騎戦に熱視線を!
【伊東GⅡ最終日12R】松浦 脇本超えだ
2020/9/21